問題行動とは、文字通り、ワンちゃんやネコちゃんが問題を引き起こすような行動です。
それは、
①社会やオーナー様にとって迷惑となる行動
②オーナー様の資産や動物自身を傷付ける行動
③オーナー様の生活に支障をきたす行動
と定義付けられています。
いずれにしろ、オーナー様が「問題だ!」と思ったら問題行動になります。
逆に同じ行動でも、オーナー様が問題と判断されない場合は、問題行動とならず、治療することもなくなります。
問題行動の治療には、飼い主様と動物にとって最もよい解決方法を選択することが重要です。すべての症例に適応する方法は存在しません。カウンセリングを通して、さまざまなアプローチを試してみることが大切です。
ただし、例えばネコちゃんがトイレを失敗すること自体は問題行動ですが、その本当の原因は膀胱炎だった事例もあります。このように、ほかの病気の兆候というケースもあります。
また、受付の立ち話で「電気ばかり見ているんだよね」と話されるケースもあります。それは問題行動のひとつですが、飼い主様が気付いていないケースといえます。