とにかく私は幼い頃から動物が大好き!
近所のワンちゃんに咬まれても、ノラ猫さんに引っ掻かれても、ただ動物を触りたかった幼い頃の気持ちそのままで、今仕事をしています。
皆様は動物を飼っていますね!(もしくは飼おうとしている)
私も飼っています。あの子達は私のかけがえのない宝です。
獣医師である私の使命は、その大切な宝をお預かりして、元通り、もしくはより磨きをかけてピカピカにしてお返しすることだと思っています。
ただ、動物は生き物であるため、悲しいかな、いつかは別れがやってきます。
一緒に過ごした日々が深ければ深いほど、なかなか想い出にはできませんし、病気で亡くなったのであれば、「その治療は本当に良かったのだろうか」と疑心暗鬼になったり、「そのために苦しんだのではないか」と自分を責めてしまったりすることもあるかと思います。
動物は言葉でお話をすることができません。飼い主様は、ご自分の動物さんの気持ちをくみ取り、その子にとって適した治療の選択をしなくてはいけません。
適した治療の選択をするためには、病態の的確な理解が必要であり、そのためにはホームドクター以外の病院でのセカンドピニオンも必要かもしれません。
私は獣医師であると共に、皆様と同様に動物の飼い主でもあります。自分の動物が病気になったときの不安、心配など痛いほど知っています。
また、亡くなった時の辛さ、悲しみも身にしみてわかっています。つらいペットロスも経験しましたし、それから何年も経っていますが、実際はまだ立ち直っていません。
縁あって出会った子です。その子たちにとってより良い生き方になるように、また、飼い主様の苦しみを少しでも楽にできるような、お手伝いができればと切に願っております。
あらゆる意味で『あなたに会えてよかった。』と思えるように・・・。