動物さんの肥満(動画)
ぽっちゃりしているワンちゃん、猫ちゃんは見た目にはたしかに可愛い。
でも、ぽっちゃりを通り越してしまって『肥満』になってしまっている子も・・・。
(理想体重よりも15%以上重くなってしまっている状態、または体脂肪で言うと犬種差が多少ありますが、40%を超えてしまっている状態を肥満と言います。)
人間同様、肥満が原因となって様々な病気に罹ったり、病態が悪化したりします。
たとえば人間同様の生活習慣病や関節、靭帯などの疾患です。
また、逆に病気が原因で肥満になってしまっている場合もあります。
(クッシング症候群、インスリノーマ、甲状腺機能低下症など・・・。)
そんな病気の時は食欲が落ちないので見過ごされがちで、悪化して手の施しようがなくなってしまう場合もあります。
まずは適正体型を把握しましょう
適正体型はボディコンディションスコア(BCS)などで判断することができます
(下図参照)。
犬種や体格によって若干の違いはありますが、9段階評価の場合「BCS4~5」の理想的な体型を目指してコントロールしましょう。
でも、実は確実な体脂肪の値は人間同様、外見や体重だけでは判断できません。
本当に正しく肥満度を判定するためには、体脂肪率を測定することが必要なのです
(下の体脂肪計は犬専用)
的確な検査から、ワンちゃん、猫ちゃんの適正体重・体型を私たち専門家が判断し、一緒にそのゴールに向かって頑張りましょう。
そのために一番重要な事は、病院での定期的な体重測定です。
体重の測定は、日々少しずつ変化していく過程で見落としがちな変化を数値で把握することができるため、異変にすばやく対応することが可能です。
(自己流ダイエットによる、痩せすぎ等のトラブルも非常に多い)
少しでも気になったり、おかしいと感じたら、すぐに診せてくださいね。
また、下記のリンクに詳しい病気の説明もありますので、ご覧下さい。
http://www.hills.co.jp/pd/special/petlife/story/rd_wd_md.shtml
http://www.royalcanin.co.jp/new/health_nutrition/health/obesity/dog.html