ウサギ、ハムスター、小鳥、モルモットなどについて

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    『歯が痛いのはつらいですよね』   No.20 2009.12月

     私、十何年ぶりに歯医者さんに通いはじめました。ここ何年も冷たい物は食べられず、熱い物も気をつけながら食べるほど悪かったので、恥ずかしくて、歯医者さんに通う勇気が出なかったのですが、そんなこと言っていられないほどの痛みに襲われ、通い始めました。

     歯が痛いと当然、生活の質も悪くなりますね。というか、生活できないですよね。

      現代の生活の中で、歯医者さんがもしなかったら生きていけないんだな〜((+_+))と、痛感しました。
      動物さんはどうでしょうか?

     うさぎさん、ハムスターさん、モルモットさんでは不正咬合で、おかしく歯が伸びていってしまう病気の子たちがいます。そのような場合は、定期的に切歯処置を行います。切歯しないと、ご飯が食べられなくなったり、歯が頭の方に突き抜けてしまったりして死んでしまうため、あの子たちが生きていくためには、我々獣医師は必須な存在ですね。

     ワンちゃん、猫ちゃんはどうでしょうか?
     ワンちゃんたちは、うさぎさんたちと異なり、我々と同様に不正咬合があっても歯は伸びてきません。

      では一番の心配は人間同様 「虫歯」でしょうか?。
      『何言ってんだよ!。犬は虫歯にならないよ〜(^・^)』などと、自信満々におっしゃっている方〜・・・。

      間違っていますよ(^^♪。たしかにワンちゃんのお口の中は、人間と比べて虫歯菌が繁殖しにくいため、人間のようには虫歯になりません。でも今どきのワンちゃんの、お口の病気の約1割ぐらいは、虫歯が原因であると考えられているのですよ(>_<)。
     では、一番の心配は?・・・・答えは「歯周病」です。

     歯周病とは、歯垢中の細菌が原因で、歯の周囲に炎症が生じる病気で、歯肉のみに炎症が生じている状態は「歯肉炎」、さらに状態が進み、もっと根が深くまで炎症が生じている状態を「歯周炎」と言います。人間と同様です。さすがに痛みが出てくるため人間はこれ以上ほっとく人はいないでしょうが、ワンちゃんたちは我慢強い((*_*)?)ため、そのような状態でも飼い主さんに軽いアピールしかせず、注意深い飼い主さん以外はその状態も見逃し、しだいに歯が抜け落ち、菌がさらに悪さをし、炎症が鼻まで進み顔から血膿が出てきたり、眼の下に膿がたまったり、顎の骨が折れたり、本当に可哀想なことになってから受診される場合も少なくありません。

      また、お口の周りの問題だけでなく、お口の中で増殖した菌が血液の中に入り込んでしまうと、心臓、肝臓、腎臓、骨、関節などで悪さをし、細菌性の心臓病、肝炎、腎炎、骨髄炎、関節炎などを引き起こし命を落としたり、食べ物とともに消化管に入り込むと、慢性的な下痢、嘔吐などを起こします。
     そのように進んでしまった歯周病まで行ってしまうと、完治は難しくなるため、その前の歯肉炎の状態で、できれば受診していただきたいです。

     では、治療法にはどのような方法があるのかご存じですか?

      歯周病発生の始まりは(上記でも述べていますが)、まず歯垢がつきます。その段階で歯垢を取る=歯磨きなどをすれば良いのですが、歯垢に唾液中のカルシウムやリンが付着し、石灰化すると歯石となり、さらに歯石表面はザラザラのため、さらにその上にすぐ歯垢が付着します。

      さらにワンちゃんは口腔内がアルカリ性なので、歯垢から歯石になるまでわずか3〜5日です。
      一度歯石が付いてしまったら、通常の歯磨きでは落とすことができません。
      よって、歯石が付いていない歯の場合は、ブラッシングと歯肉のマッサージなどで改善されますが、ついてしまっている場合の治療法は、何はともあれ、歯石を取ることとなります。

      これが簡単なことでなく、ワンちゃんたちは人間のようにじっとしていることができません。さらに歯の状態が人間どころではないので、処置の際は、かなりの痛みを伴います。ということは、処置を行ったり、完全なお口の検査をする場合には、麻酔をかけなくてはいけないのです。

      人間と比べてかなり大仰なことになりますが、日帰り手術ですので夕方には帰れます

      処置は全身麻酔下で、まず超音波スケーラーで歯垢と歯石を除去していきます。その際、歯冠部(歯の真ん中の部分)のみでなく歯間部(歯と歯の間)、歯肉縁下(歯茎の中の方)、また歯の裏側も同様に、丁寧に取り去っていきます。
      スケーリング後は歯の表面がざらざらなため、すぐに歯石が付いてしまいます。よって、その後ポリッシングといって、歯の表面がツルツルになるように、磨き上げていきます。最後にお口の中を洗浄して、抗生剤を全身投与したり、歯茎の中に軟膏を塗りこんでいきます。

      なんだか難しい説明になってしまいましたが、そんなかんなで、やはりワンちゃんたちにとっても、我々獣医師は必須な存在ですね(^−^)。
      また麻酔までかけて処置をしても、前みたいにほかっておくと元通りです(+_+)。よって、そこからが勝負!(^O^)!。今では色々な種類のデンタルケア製品が出ていますので、その子にあう製品を一緒に選んで、頑張っていきましょう。(待合に展示してあります。)
     余談ですが、野生動物さんには歯周病の発生は少ないそうです。たまには人知れず痛みと戦い、亡くなっていく野生動物さんもいるでしょうけど、歯周病発症の背景には、免疫状態、食餌内容、ストレス、加齢などが関係しているため、まさしく現代病とも言えますね。人間しかりですよね。
      痛いのはどんな場合も嫌です。飼い主さんも、動物さんも、治せる痛みは早めに病院へ行き、治してしまいましょうね(^−^)。

    2009.11.01

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    『ハムスターさんのお話』       No.6 2008.1月

      明けましておめでとうございます。2008年、子年ですね~、ねずみさんの年です。                  
     ねずみさんといえば、ハムスターですよね(?)。今年、第一弾はハムスターさんのお話をしたいと思います。(ハムスターさんに興味のある方もない方も、知識の一つとして読んでみて下さい。)                  
                       
     想い起こせば、私は物心付いた頃から無類の動物好きで、毎日のように近所のペットショップ に入り浸っており(ショップの店員さんはさぞ、鬱陶しかったことでしょうm(__)m)、いろんな動物さんを見て、どのコを飼おうかな~>^_^<!と妄想の世界で楽しんでいました。                  
                       
     そして念願の私のペット第1号は文鳥さん、第2号はハムスターさんでした。  
                    
     文鳥さん第1号は私が幼稚園生ぐらいの頃だったため、自分で世話をしたという記憶は あまりありません。(以後、高校生ぐらいまでずっと文鳥を飼っていたため、いつから 自分で世話を始めたのか定かではないです。ちなみにうちの文鳥さんは、歴代必ず桜文鳥が パピー、白文鳥がポピーという名前でした。)そして当時、世話どころか、文鳥さんがとにかく 可愛くて、愛おしくて、よくある(?)子供の「いじりすぎのための衰弱死」をさせてしまった覚えがあります(:_;)。けれど、その初代文鳥さん以後はそのような事はせず、雛から 餌付けをして、外に出しても逃げていかないくらい良く懐いたものでした。                  
                       
     そして本題のペット第2号はハムスターさん。小学3、4年生だったと記憶しています。  
                    
     最近はやりのジャンガリアン(体調7、8cmぐらいの小さな種類)ではなくて、ゴールデンハムスター (体調15~18cmぐらいの種類で白と茶色の2色の子が多い)という種類のハムスターさんでした。この子達の世話は、ゲージの掃除から食事まですべて私がしました。      
                
     また、文鳥のときもそうなのですが、私はなぜか つがい(雄雌) で飼うのが好きらしく、白茶色の子(キキ)と、薄茶と白の子(ララ)2匹を飼いました。(これまたうちのハムスターさんは歴代、雄がキキちゃん、雌がララちゃんという名前です。)以後、中学、高校、大学の頃までは ゴールデンハムスター、社会人になってからはジャンガリアンハムスターと、私の人生には いつもハムスターさんがいました。                  
                       
     ハムスターは夜行性の動物です。人間が眠りに入る頃から大活躍(>_<)。回し車をカラカラ、カラカラ、ゲージをガジガジ、ガジガジとうるさいのなんのって・・・。そのため、昼間に遊び疲れさせればいいのではないか?と、子供ながらに考え、昼間に こねくり回して遊んでいた気がします。                  
     また、冬場は冬眠をしました。当時は冬眠をさせなければいけないものだと思っていたので、暖かい部屋にはおかずに、わざわざ寒い部屋においていました。                  
    そして「そのおかげで長生きをするのだ。」と信じていました(うちのゴールデンの場合は冬眠した子は4年以上生きました。)                  
                       
     この仕事を始めて打ちのめされました(>_<)。                  
                       
     まず、夜行性の動物は夜7時くらいから暗くしてあげます。そして半日ぐらいしっかりと運動をさせおてんと様が出てくる頃には、眠りに着かせてあげます。昼間に遊ばせるなんてもっての他(*_*;。                  
     また、一般に野生のゴールデンハムスターは数週間冬眠しますが、ジャンガリアンはしません。                  
     また、ペットとしてのハムスターは冬眠させてはいけません。厳密に言うと、そのような状態は冬眠ではなく、擬似冬眠と言います。そしてゴールデンは擬似冬眠しやすい傾向がありますが、ジャンガリアンがそうなってしまったら、非常に危険です。                  
     室温が15度以下になると発症する確率が高くなります。また、寒暖の差が激しいと発症 しやすいので、できれば室温は20~30度に保ち、朝晩の冷え込みも気をつけてください。                  
     また、うちがそうであったように、冬眠させると長生きするという説もあります。けれど、何かの加減で眠ったまま二度と眼を覚まさなくなる事だってあるかもしれません。私が上手に 冬眠をさせたとは決して思いませんが、危ない橋は渡らない方がいいと思います。     
                 
     では、死んでしまっているのと、擬似冬眠との見分け方ですが・・・(-_-)。息をしているか?していないか?を見極めます。・・・けれど、プロでないとなかなか難しいと思います。 
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     まず暖めます。ただ、突然暖めると心臓に負担が掛かりますので、時間をかけてゆっくり暖めます。生きていれば数時間で呼吸がしっかりしてきます。そうでなければ・・・。 死臭がしてきます(T_T)・・・。                  
     そして、呼吸が速くなってきたら、なるべく早く獣医さんに連れて行ってあげてください。
                      
     また、私は全く間違っていたのですが、ハムスターさんは基本的に2匹を一緒にゲージに 入れるようなことはしないで、1匹ずつ単独飼いをして下さい。さらに、雄と雌を一緒に入れるようなことをしてしまうと、性成熟に達する頃、それこそこれぞ 『ねずみ算式』にどんどん増え ます。それどころか、雌の攻撃性が増し、共食いなどにまで発展してしまうこともあるのです。                  
                       
     こんな調子で、世の中は知らないことがいっぱいです。一年一年、年を重ねると当然知ることが多くなります。と、いうことは去年よりも今年は、よりいろいろな事を覚え(私は獣医学のことでもその他のことでも)、どうでも良い事や忘れたい事はとっとと忘れ、有意義な人生を作りあげていきたいと思っています。  
                    
     皆様も、2008年色々な事に興味を持ち、知り、人生を膨らませていけると良いですね(^0_0^)。                  
     すべての方に幸多い一年でありますように、お祈りいたします。                  

    2008.01.01

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